コーヒーノートのコーヒーブログ

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カフェインレス

まいたび やまコン 協賛

8月11日はご存じ、山の日ですね。

毎日新聞社グループ”まいたび®”(毎日新聞旅行)主催の
『まいたび やまコン2024』入賞作品が発表されました。

コーヒーノートは『今度の山に持って行く珈琲』で協賛させてもらっています。(「やまたび賞」)

カフェインレスコーヒーバッグ『今度の山に持って行く珈琲』は、
「山の上でも楽しめるコーヒー」「山でのお悩み解決」をテーマに、ビギナーからベテランの方々まで、山を愛する方々の貴重なご意見をもとに山の上ならではの問題点を洗い出して企画しました。

「山でおいしいコーヒーを飲みたいけれど下山するまでのトイレのことが気になる」
「(山のトイレ使用で)環境にダメージを与えたくない」といった、山ならではの問題の解決にお役に立てれば、と利用作用のないカフェインレスコーヒーのコーヒーバッグです。
マグカップに浸すだけで作れるため、特別な道具を必要とせず装備の軽量化にも一役買っています。
しかもうれしい有機栽培原料100%使用の自然派テイスト!!
山を愛する人にこそお使いいただきたいと開発した商品です。

これが主催者様の目に留まり、協賛のお誘いを受けました。

 

本日、入賞作品が発表されました。

「山と人生のよろこび」、そんなメッセージが伝わる素晴らしい作品揃いです。
ぜひ、ご覧ください!!

まいたび やまコン2024 入賞作品

やまたび賞の副賞・カフェインレスコーヒーバッグの詰め合わせ

山用コーヒーバッグ


コーヒーの脱カフェイン処理について

『今度の山に持って行く珈琲』『decaf〜デカフェ〜』をはじめ、現在、世界中で飲まれているカフェインレスコーヒーは、「脱カフェイン処理」されたコーヒー生豆を焙煎して作られています。

数ある脱カフェイン処理方法の中で、日本では最も一般的と思われる”水抽出法”について伝えさせていただきます。

あいにくビジュアルの用意がないもんで、テキストのみでやっていきます。

どうか投げ出さずにお付き合いください…。


コーヒーノートで取り扱っている水抽出法=マウンテンウォータープロセスについて話を進めていきます

マウンテンウォータープロセスはメキシコにあるデスカメックス(Descamex)社の脱カフェイン処理技術です

化学成分を使うことなく水(*)を使ってカフェインを抽出します

(*)抽出水にはメキシコ最高峰オリサバ山を源泉とする天然水を使用

◼️

【飽和水溶液の準備】

コーヒー生豆の水溶性成分を限界までタップンタップンに溶かし込んだ(=飽和)水溶液を作ります

(*)この飽和水溶液に生豆を浸けても、生豆に含まれている水溶性成分は1ミリ(正しくは1グラム)も溶け出せません…

◼️

【飽和水溶液からカフェインだけをフィルターで取り除く】
・・・descamex社特許

「カフェイン抜き」の飽和水溶液ができます。
(*)カフェインだけがこの飽和水溶液に溶けるようになります

これで準備が完了しました

◼️◼️◼️◼️

【対象となる豆の分析・カフェイン値を測定】

【脱カフェインしたい生豆をスチームしてふやかす】
組織を拡張・軟化させて成分を溶かしやすくする

【飽和水溶液に浸けて加圧・加温する】

(*)コーヒー生豆から飽和水溶液にカフェインだけが溶け出す
(*)加圧と加熱等で条件を整え、風味を損なうことなくカフェインだけを
取り除く

◼️

【乾燥機で乾燥する】
味わいを損なわないよう、長時間かけて3種類の乾燥システムを通す

【豆の表面をブラシで研磨、異物除去する】

【カフェイン値、水分値の品質検査後、日本に向けて出荷】

◼️

以上が、マウンテンウォタープロセスによる脱カフェイン処理の流れです

水抽出法にはこの他に、
・スイスウォータープロセス(カナダ・スイスウォーター社)
・ジャーマンウォータープロセス(ドイツ・カフェインカンパニー・製造量は世界一)
などが知られています

◼️

写真は、長時間水に浸けてふやかしたカフェインレスコーヒー生豆(下)と戻す前の生豆(上)です
大豆を水で戻すかのように、大きくふやけました

水に浸けてふやかした生豆


デカフェ (カフェインレス)コーヒーバッグ ができるまで<5>

有機栽培原料使用 デカフェ(カフェインレス)コーヒーバッグ

今度の山に持って行く珈琲

decaf~デカフェ~

ができるまでを画像とともにお伝えします。
今回はその5になります。

水洗いで生気を取り戻したカフェインレスコーヒー生豆をブタ釜を使って直火で焙煎します。
食品を加熱加工する作業です。

焙煎後、専用の袋に詰めたら大分の工場に送ってコーヒーバッグに加工してもらいます。

以上、ここまでが製造のおおまかな流れになります。

カフェインレスコーヒー生豆、洗浄前

カフェインレスコーヒー生豆・洗浄後

ブタ釜

焙煎中のバーナーの様子

専用の袋

カフェインレスコーヒー焙煎豆

 


コーヒーノートでは、コーヒー生豆を座間の地下水で洗って下ごしらえしたのち、今では殆ど見かけることのないブタ釜(かつて、座間で作られていた旧式の焙煎機)で直火焙煎しています。

他にはないコーヒーに関心を寄せてもらえるよう、努めてまいります。


デカフェ (カフェインレス)コーヒーバッグ ができるまで<4>

有機栽培原料使用 デカフェ(カフェインレス)コーヒーバッグ

今度の山に持って行く珈琲

decaf~デカフェ~

ができるまでを画像とともにお伝えします。
今回はその4になります。

【脇道に逸れてすみません…】

ひとつ前の投稿に、抜け殻になった豆が水に浮いている画像がありました。
あれを一粒ずつ拾うのは意外と手間がかかります。

歳の数ほど出てくる場合もありますので(節分か?)、これを一遍に掬ってしまおうということで100均で購入した「お風呂ネット・パッチン」の出番です。

浮いた豆を掬ったあとは、ネット裏の玉をつまんでパッチンすれば豆を弾き飛ばせるという大変実用的な機能が搭載されています!!
が…、意外と掬いにくい上にその効果を期待していた「パッチン」では掬った豆が飛び散って、そこらじゅうに散らかる始末。

“本来の目的=お風呂用”として使用するのが筋。
私の使い方が間違っているだけで商品そのものには何の落ち度もなく、「まぁ、(試せて)良かったね…」という少し残念な結果となりました。

現在、使用しているマウンテンウォータープロセスのロットは浮いてしまう豆がほとんどないのでパッチンの出番は本当に無くなってしまいました。 (同じ農園のものでもロットによってバラツキがあります)
風呂場でも使いません…。 ということで現在「パッチン」は店の片隅でお茶を引いています。


コーヒーノートでは、コーヒー生豆を座間の地下水で洗って下ごしらえしたのち、今では殆ど見かけることのないブタ釜(かつて、座間で作られていた旧式の焙煎機)で直火焙煎しています。

他にはないコーヒーに関心を寄せてもらえるよう、努めてまいります。

お風呂用、パッチン

パッチンで豆を掬ったところ


デカフェ (カフェインレス)コーヒーバッグ ができるまで<3>

有機栽培原料使用 デカフェ(カフェインレス)コーヒーバッグ

今度の山に持って行く珈琲

decaf~デカフェ~

ができるまでを画像とともにお伝えします。
今回はその3になります。

【マウンテンウォータープロセスでも洗います】

マウンテンウォータープロセス=脱カフェイン処理工程で、すでにコーヒー生豆を水に浸けているのに「あらためて洗う必要ある?」という意見もあるでしょうが、躊躇なくさっさと水洗いします。

 

豆を水に浸けたところ

水に浸けたところ。<上の写真>
プカプカと水に浮いている豆がありますね。
もともと未成熟だった豆だと水に浮きますが、スペシャルティーコーヒーで水に浮くようなものはまずないです。

ですので、脱カフェイン処理中『これでもか?』と言わんばかりのハードなプレイもとい、ストレスに耐えられなかったものが抜け殻となって水に浮くのだと考えられます。(蒸されたり、水溶液に浸けられて高温にされたり、圧力かけられたり真空にされたり、さまざまな方式の乾燥機にかけられたり、研磨されたり色々と大変らしい…)
*もちろん、化学薬品は一切使われません。
(水に浮く豆の割合は、同じ農園産のものでもロットによって変わります)

水の色(濃いめ
)

水の色(中くらい)

水の色(ほぼ透明)

豆を洗って笊にあげる。
水を替えながらきれいになるまで。

上の写真でも、水を替えるごとにきれいになっていっていますね。
濯いだ水には粉々になった豆のかけらのほか薄皮などが沈んでいます。

洗い終わった豆

水洗いして下拵えをすませた生豆。
ミイラのようだったものが息を吹き返し、見た目は半ナマくらいの状態に…。
ここまで、まるで乾物をもどすかのような作業でした。

基本的には他のコーヒーと一緒の作業です。

この後はブタ釜で直火焙煎します。


コーヒーノートでは、コーヒー生豆を座間の地下水で洗って下ごしらえしたのち、今では殆ど見かけることのないブタ釜(かつて、座間で作られていた旧式の焙煎機)で直火焙煎しています。

他にはないコーヒーに関心を寄せてもらえるよう、努めてまいります。

 

 

 


デカフェ(カフェインレス)コーヒーバッグができるまで<2>

有機栽培原料使用 デカフェ(カフェインレス)コーヒーバッグ

今度の山に持って行く珈琲

decaf~デカフェ~

ができるまでを画像とともにお伝えします。
今回はその2になります。

はじめに下の画像、普通(非マウンテンウォータープロセス)のフレッシュな生豆(これはエチオピア)を見てもらいたいんですけども、青々として、みずみずしいのを分かってもらえると思います。

エチオピア生豆

一方、マウンテンウォータープロセス処理した生豆の方は…こんな感じ(下の画像)です。
石ころのようにガビガビで、コーヒー豆のミイラのよう。

マウンテンウォータープロセス生豆

”マウンテンウォータープロセス”とは、コーヒー豆の持つ風味特性はそのままに、カフェインだけ取り除く処理のことですが、見た目がずいぶん変わってしまってます。

私も初めて見たときはギョッとしたのを覚えています。

マウンテンウォータープロセスについては、またお伝えするとして話を先に進めようと思います。

 


コーヒーノートでは、コーヒー生豆を座間の地下水で洗って下ごしらえしたのち、今では殆ど見かけることのないブタ釜(かつて、座間で作られていた旧式の焙煎機)で直火焙煎しています。

他にはないコーヒーに関心を寄せてもらえるよう、努めてまいります。

 

 

 


デカフェ(カフェインレス)コーヒーバッグができるまで<1>

有機栽培原料使用 デカフェ(カフェインレス)コーヒーバッグ

今度の山に持って行く珈琲

decaf~デカフェ~

ができるまでを画像とともにおつたえしたいと思います。
今回はその1になります。

何はともあれ、優れた品質のカフェインレスのコーヒー生豆を仕入れるところから。
有機JAS認証取得の「メキシコ・マウンテンウォータープロセス」をバルク=正袋で仕入れます。

これでないと製品に「有機栽培原料生豆使用」と表記できません。

ごっつい段ボール箱で届きました。
箱の中にはアルミ蒸着袋に真空パックされた生豆が入っています。

コーヒーといえば麻袋に詰めて輸入されるイメージですが、
今やその形態はさまざまで、輸送中の品質劣化を防ぐ目的で真空パック詰めの物も増えてきています。

次回は真空パックを解くところからです。


コーヒーノートでは、コーヒーの生豆を座間の地下水で洗って下ごしらえしたのち、今では殆ど見かけることのない座間で作られていた旧式の焙煎機で直火焙煎しています。

他にはないコーヒーに関心を寄せてもらえるよう、努めてまいります。

 

 

段ボール箱入りコーヒー生豆

真空パック入り生豆


山用珈琲、オンライン販売開始

山用カフェインレスコーヒーバッグ(有機栽培原料生豆100%使用)

これまで店頭だけで販売していた
「今度の山に持って行く珈琲」が、オンラインショップでもご購入出来るようになりました

・ひとつ200円(税込)です

・送料は370円(レターパックライト)で最大16個まで送ることができます

・17個以上:ゆうパック(地域別送料)で発送致します

・5個入りパック:ゆうパック(地域別送料)で発送致します

 *自動計算されますのでご安心ください
 *ご決済時に商品代金および送料をご確認ください


「今度の山に持って行く 珈琲」は美味しいコーヒーから、利尿作用のあるカフェインだけを99.9%除去したカフェインレスのコーヒーバッグです

「山でおいしいコーヒーを飲みたいけど、その後のトイレの事が気になる」

「(トイレ​​利用で)自然環境にインパクトを与えたくない」

 …そんな心配を少しでも減らせるかもしれません

「今度の山に持って行く 珈琲」が楽しい山行体験のお役に立てれば嬉しいです

◼️

【味わいの特徴】

カラメルスイートポテトのような味わいと甘さで楽しませてくれた後、
柑橘のような香りをふと残して喉から爽快に消えていきます

【生産処理】

メキシコ産有機JAS認証の原料生豆を100%使用しています
化学成分を使っていないオーガニック認証を取得したデカフェ処理を行うDescamex(デスカメックス)社のマウンテンウォーター製法でカフェインを99.9%取り除いています

【基本のつくりかた・現地で…】

・お湯に浸けて
3分ほどそのまま置いて、お好みの濃さになるまで上下に振るだけです


【基本のつくりかた・キッチンで…】

・サーモボトルにお湯と一緒にいれて、山まで持っていけば出来ています
 (夏場なら氷水でもいけます)

 …山頂で最高の一杯をぜひ、どうぞ!!

◼️

生産国: メキシコ

農園名:メキシコチアパス州の生産者組合 

生産者:農協にライト小規模生産者

生産処理:水洗式のち、マウンテンウォーター製法

今度の山に持って行く珈琲・2種類のデザイン パック入り(5個セット) 送料370円で最大16個までお届け 今度の山に行く前にご用意ください



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