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ナーセリーは花ざかり!!

コーヒーノートの小さなナーセリーは花ざかり。
主に着生ランを栽培していますが、ほかに多肉植物の栽培場もあります。

着生ランというのは土の中に根を張ることなく地表から離れ、高い木の幹や枝、岩肌などの表面に根を張って(=着生)生育するランです。
(*寄生とは違って、付着した相手から養分を奪ったりはしません)

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他の植物が激しく生い茂り、光・水・栄養の取り合いになっている地表。

そこから離れた高い場所は、光合成に必要な光を得やすい反面、水・栄養が乏しいため厳しい環境となります。

このハードモードを攻略するため、乾燥に耐えられるように体の構造を変化させ、特殊な菌類と共生して発芽し、栄養を調達するという仕組みを取り入れました。

花が特殊な構造になっているのも特定の昆虫だけを花粉の媒介者にするためで、無駄なく効率的に受粉できるようにしています。二者はその先も相互に進化してゆきます。

種子は辿り着いた先にいる菌類(そこに運良くいてくれれば、の話)から栄養をもらう前提のため、胚乳(発芽の際に必要な栄養分)を持たないホコリのようなサイズ。これを数万〜数十万の単位でばら撒くことで発芽に適した環境に遭遇するチャンスを増やしています。

こうして現在の繁栄と多様性を手に入れています。

着生ランの生存戦略、すごいですね!!

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ところでこの話、地表=競合ひしめくマーケット【レッド・オーシャン】、空中=競合のないマーケット【ブルー・オーシャン】にも似ているように思いませんか?

ちょっと昔のビジネス書籍にでも載っていそうな話です。

自家焙煎珈琲業界も、その参入障壁の低さもあって数多の企業・店舗が血みどろの激しい戦い(比喩です)を繰り広げるレッド・オーシャンと化しており、私もその海の只中にいます。

我がナーセリーのランたち=『したたかな生存戦略で繁栄した強者』は、「これまでにない価値を創って新しいマーケットに飛び込めそうかい?」と問いかけてきます。

それには環境を見つめ直し、自らも変わっててゆく覚悟が必要のようです。

面白くなってきました!!
なぁ〜んてね。

ナーセリー

ランの花

ランの花



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